氷について

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北杜市の豊かな水の恵みが育む、
生物多様性と美しい里山の地

山梨県北杜市は南アルプスユネスコエコパークと甲武信ユネスコエコパークに登録されている、日本が世界に誇る豊かな自然と、その自然の恵みを守り、活かした暮らしをしている地域であり、日本百名山にも選ばれた日本を代表するアルペンスポットの八ケ岳や南アルプスを代表する甲斐駒ケ岳、金峰山、瑞牆山などの山々に囲まれ、南には世界文化遺産に登録された雄大な富士山を望むことができる日本有数の美しい山岳景観を有しています。

自然からの贈り物は、美しい景観だけではありません。
北杜市は、名水の里としても知られています。
日本名水百選には、市内の尾白川渓谷、三分一湧水、金峰山・瑞牆山源流の3か所が選ばれました。
この清らかで豊かな水の恵みは、味わい豊かな天然水としても親しまれ、ミネラルウォーターの生産量日本一を誇っています。
また、北杜市は日照時間も日本一。
日本の平均年間日照時間は2000時間といわれていますが、北杜市は2500時間を超えます。
この清らかな水と太陽の恵みは、北杜市を県内屈指の農業地帯にしています。
さくらんぼなどの果物栽培以外にも、この地域で栽培した梨北米(武川米)は、日本穀物検定協会主催の食味ラインキングで4年連続 特Aに輝き、平成20年度では「日本一おいしいお米」の称号を頂きました。

そして北杜市は、日本一の名水の里。

八ヶ岳南麓高原湧水郡、白州、尾白川、金峰山、瑞牆山源流の三か所が環境省により日本名水百選に認定されています。
八ヶ岳南麓高原エリアには80ヶ所以上の湧水があると言われます。
雨や雪解け水が山々の地下に浸透し、長い時間をかけて清流となり、豊かな森林の中を縫うように流れています。
北杜市の豊かな水は長い歴史の中で人々の暮らしを潤し続け、水の流れが描きだす美しい風景は人々を癒やしてきました。
そして、大自然は多様な生態系を守り育んでいるのです。
八ヶ岳に降った雨や雪が30年程の歳月を経て湧き出ている湧水地が北杜市にはたくさんあります。
一帯が豊かな水の山と言えます。
北杜市は大いなる山に抱っこされているような地で、湧水はため池から田んぼに流れ入り、美味しいお米ができるなど、人々の暮らしに豊かさをもたらしてくれています。
北杜市の豊かな水は、自然を育み、そこに集まる人々の心も潤し、すばらしい恵みなのです。

氷について

八ヶ岳の南麓で日本の伝統技術「天然氷」を作っています。
天然氷とは冬に自然の寒さだけで、じっくりと時間をかけて作った氷のこと。
水は時間をかけてゆっくり凍らせると、不純物を含まない純度の高い氷になります。
なので、こうやって作る天然氷というのは、気泡もない透明な氷になります。
天然氷は、冬場に作った氷を「氷室(ひむろ)」に貯蔵し夏を待ちます。
昭和初期には、全国に100軒近くの氷室がありましたが、現在残るのはわずか5軒のみ。
さらに温暖化や地域によっては放射能の問題で年々生産が困難になっており、非常に希少性が高くなっています。

名水百選「八ヶ岳南麓高原湧水群」八ヶ岳名水の美味しさの秘密

水のおいしさは硬度によって決まります。硬度とは水の中に含まれるミネラルのうち、カルシウムとマグネシウムが含まれる量を示すものです。
硬度が低いほど口当たりが良くて癖のない、美味しい水となります。
私たちが仕入れている氷の水はこの敷地内の80M程の井戸から汲み出しています。
八ヶ岳南麓のこの地区は名水百選「八ヶ岳南麓高原湧水群」と言われ、「三分一湧水」「大滝湧水」など多くの湧水があり、日本一の名水の里といわれています。