お祭りの屋台やかき氷専門店だけでなく、今では様々な場所にかき氷を提供するお店が出来て、こんな所でも!?と驚くような環境でも食べることが出来ます。
暑い日に夏の思い出として、意外性のある場所で食べてみるのはいかがでしょうか?
かき氷がもっともっと身近で手軽に楽しめるスイーツであることを実感できて、今まで以上に好きになってしまうかもしれませんね。
愛犬と味わうかき氷。
愛犬を連れてお出かけするのが休日の楽しみだという方も多いことでしょう。
休日にはドッグランに出かけて、ワンちゃんOKのお店でランチ・・・というプランもよく聞きます。
実は、ワンちゃんも入店可能なお店が多数存在し、今まで入店できないことでカフェに行くことを諦めていた方も、ワンちゃんと一緒にかき氷を食べることが出来るのです。
いつも以上に楽しく、美味しくかき氷を味わうことが出来ますし、写真映えもするかもしれませんね。
中には、ワンちゃん用にヤギミルクのけずり氷を無料サービスで提供してくれるお店や、シロップ無しの素氷を無料提供してくれるお店もあり、とても好評です。
ワンちゃんの熱中症対策にもなりますし、犬を連れた方に優しいお店が増えるのは嬉しいですね。
冬にこそ食べたいかき氷。
冬はかき氷から遠ざかってしまう方も多いと思いますが、実は冬が一番美味しく食べることが出来るのをご存知でしょうか。
冬になると店内には暖房が入り、室内にいると段々と体がポカポカしてきます。
そんな中で食べる“ひんやりとしたかき氷”は、まるでお風呂でアイスを食べているかのようなワクワク感と、体が程よい体温になった心地良さでいつも以上に美味しく感じることが出来るのです。
また、冬限定で現れる濃厚な栗味のかき氷や紅ほっぺを使ったかき氷、みかんかき氷など旬の素材をふんだんに使った贅沢なかき氷もあります。
甘酒やショウガをシロップに活かして体が温まる工夫をしているものもあるので、毎年楽しみにしている方もいらっしゃいます。
バレンタイン時期にはラズベリーとショコラを合わせたものもあり、イベント感覚で食べに行くことも出来ますね。
〆に人気のかき氷。
お酒や食事を楽しんだ後、最後にさっぱりとしたものを食べたくなる方も多く、〆のデザートとしてかき氷が人気です。
そして最近は、夜のお酒と〆のスイーツ(かき氷)という組み合わせで、夜カフェブームが起きています。
バータイム限定で、お酒のリキュールを使ってカクテルグラスに盛り付けた、まさに大人のかき氷として提供しているところもあり、氷が溶けた後はグラスでカクテルを飲むように最後までじっくりと味わうことが出来ます。
ゆっくりとかき氷を味わうことが出来る贅沢な時間になりそうですね。
アイスやケーキだとお腹が重くなってしまう方にとても好評です。
お酒と楽しむかき氷。
メロンのかき氷を提供する際に、シャンパンをかけて完成させる大人向けのかき氷があります。
しゅわっと爽快な風味とメロンの甘さが組み合わさって、フルーティーでデザート感覚もありますが、おしゃれなカクテルを飲んでいるような気分にさせてくれます。
また、老舗旅館では日本酒の「鏡山」の純米吟醸を使って作ったシロップをかけているかき氷もあり、日本酒特有のフルーティーな味わいにシロップの甘さが加わってまろやかな味を楽しむことが出来ます。
ホテルではワインやリキュールを使ったグラニテや旬のフルーツジュレ、そししてエスプーマをのせたかき氷があり、季節感と高級感を演出しています。
普通のかき氷に飽きてしまった方や、恋人とのデート、また自分へのご褒美に食べに来る方が多いそうです。
料理にも使われるかき氷。
普段はスイーツとして食べるかき氷とは一味違った“料理として味わうかき氷”はいかがでしょうか。
甘いものが苦手と言う方も食べることが出来ますし、暑くて食欲が減退しがちな時期に、冷たいメニューでしっかりと栄養補給することが出来ます。
例えば、凍らせた野菜とフルーツに調味料を加えて作った「氷のコンソメ」を魚やお肉料理にトッピングしたり、パスタに凍らせたマグロやエビなどの食材と出汁スープを氷にして混ぜてトッピングした、「スノーアイスパスタ」があったりと、料理のジャンル問わず意外と夏限定のメニューで使われていたりするのでチェックしてみてください。
同じ食材を使っても、凍らせることでさっぱりとした飽きのこない味になるので、リピーターも増えています。
サウナで楽しむかき氷。
サウナに入った後、みなさんは何を欲しますか?
アイスや冷たいジュース、中にはビールと答える方もいらっしゃるかもしれませんが、かき氷はいかがでしょうか。
サウナに併設されたかき氷店で、サウナ後の体に栄養を補給できるようにと考案された、ケールとキウイのかき氷、トマトとベリーのチャイ氷、カボチャとマンゴーの杏仁氷を提供しています。
どれも野菜やフルーツ、スパイスがふんだんに使われていて、トッピングされているドライベジタブルで見た目も可愛いです。
火照った体をひんやりと鎮めてくれて、サウナ後に食べることでより爽快感が増すはずです。
他にも、サウナに併設されたお風呂に、かき氷にみたてて毎日色を変えた“かき氷風呂”という氷風呂を用意しているお店や、サウナ終わりに0秒でかき氷を食べられるように、サウナ室前にかき氷を置いているお店もあります。
足湯で楽しむかき氷。
某温泉街にあるカフェでは、なんと足湯に浸かりながらかき氷を食べることが出来ます。
下半身は暑くて上半身は涼しいという、不思議な感覚を楽しめます。
近くの温泉と同じ源泉の湯を引いているため、熱めの湯加減でとても気持ち良く食べることが出来ます。
ご当地名物のフルーツを使ったかき氷があるので、観光客にとても人気です。
リラックス気分の中で美味しいかき氷が味わえるという極楽な環境は、他ではなかなか経験できません。
体験型かき氷。
日本一のお茶処である静岡県には、自分で抹茶を点てて“シロップを作る”という体験型のかき氷が食べられるお店があります。
説明書を読みながら自分でお茶を点てるところから始まり、完成したら店員さんに声をかけて氷を運んでいただきます。
出来立ての手作りシロップと甘露を混ぜて、自分好みに甘さを調整しながら上からかけて食べていきます。
牛乳と合わせれば抹茶ラテにもできるので、とても好評です。
また、別のお店では、炭酸ゼリーにシロップを注ぎ加えて2層にしたものを手で砕き、混ぜ合わせていってソースを完成させるという内容の体験型もあります。
自分の手でかき氷を作ると、いつも以上に盛り上がったり美味しく感じられそうですね。
そこでしか味わえないご当地かき氷。
土地の名産やご当地グルメで有名なもの、地元の誰もが知っている食べ物などをかき氷に活かしているお店があります。
例えば、お茶のお店が茶葉をシロップからトッピングに至るまでこれでもかと言うほど使用した、お茶尽くしのかき氷、老舗和菓子店の水まんじゅうを氷の中に隠して、和菓子系のシロップをかけたかき氷、行列のできる薄皮が有名なたい焼きを添えた、フルーツたっぷりのかき氷、いちごが有名な地域の農園で、旬の美味しさが詰まったいちごで作ったシロップをかけたかき氷など、旅行が楽しみなるようなものが各地に存在します。
このように、色々な場所や内容のかき氷店が年々増えているので、あらゆる場面でかき氷を食べる機会が増えるかもしれません。
お気に入りの店が見つかると、夏をもっと楽しむことが出来そうですね。